思い切り楽しむ耐久レース、それが弐輪道CUP

「みなさんに今よりもっとオートバイを好きになっていただきたい」この願いを具現化したものが『弐輪道』の名を付けたイベントです。オートバイの用品やウエア、パーツを提供させていただいている側として、もっと楽しく充実したオートバイライフを送っていただきたい、という考えに基づいて企画しております。

中でも、ミニバイクの耐久レースを通じて楽しさを満喫していただくのがこの『弐輪道CUP』です。これまで、もて耐やSUGO6耐といった耐久レースに社内チームが参加してきた経験から、速さや結果だけではない楽しさが耐久レースにはあるという信念を持っています。「仲間と完走する楽しさと達成感」が耐久レースの大きな魅力。最も参加し易いミニバイクというカテゴリーと、参加し易いレギュレーションを用意し、今年は全3戦の開催をさせていただきました。

当日は、雨の中たくさんの方にご参加いただきました。ありがとうございました!

2011年の弐輪道CUP最終戦は、第1戦と同じ桶川スポーツランドでの開催。今回もクラス設定は『OPENクラス』、『SPクラス』としました。SPクラスについては、参加台数が多かった為にさらに2つに分けての開催となりました。

OPENクラスとSPクラスの違いは、エンジン排気量。SPクラスは2サイクルエンジンで50cc、4サイクルエンジンで100cc以下。対してOPENクラスは排気量が少し大きく、2サイクルで80cc、4サイクルで125cc以下となっています。

仕様の違うクラスのため、練習走行や表彰は別に行ないますが、決勝はそれぞれのクラスをタイムによって区切り、『ビギナー2時間耐久レース』と『エキスパート3時間耐久レース』へと分かれます。よりタイム差を小さくする事で、同じくらいの速さの人と「抜きつ抜かれつ」といった競り合いを最大限に、安全に楽しんでいただきたいのです。

寒さが増している中でのレースご参加へ、感謝の気持ちとしてホットコーヒーをご用意しました

当日は、心配していた通りの雨模様。秋も深まり、寒さも加わっている中での雨でしたが、参加者のみなさんには、ゲートオープン前から並んでいただくほど、たくさんの方にご参加をいただきました。(ありがとうございました) 寒さも増している中でのご参加に感謝の気持ちを込めて、ホットコーヒー(無料)をご用意。レースの準備をしている間、皆さん寒さが堪えるため、コーヒーの温かさにホッと気持ちを和ませていました。

朝は受付後に車検を行ないます。安全に関わる部分はもちろん、計測器の取付状態もチェック。計測器は重要ですので、車検前に装着していただいています。予選ではタイムによってビギナーとエキスパートのクラス分けをする為、決勝では計測器によって周回数のカウントなどを行なう為です。もちろん、チェックはただ厳しいだけではなく、問題が起きた場合には、スタッフができる限り協力します。

ライダーズミーティングでは当日のタイムスケジュールや走行の注意点、旗の説明などを行ないます。慣れている方は知っている事が多いかもしれませんが、ビギナーの方にも分かり易いように説明をします。

ライダーズミーティングでは、ルールや旗の説明をします。基本的な事ではありますが、最も大切な事ですので、ビギナーの方に分かり易いように心がけながら説明をします

予選を兼ねた練習走行から熱い走り!

フルウェットで路面温度が低くても、ご覧の通りの膝スリ走行!

桶川スポーツランドは高速エリアと低速のテクニカルエリアが混在するコース。それだけに、サーキットやレースに慣れている人でも「勉強になるし、面白い」と夢中になれるコースでもあります。

今回は気温が低い上に雨という天候で、スリッピーな路面状況となりました。しかしその中でも上手な方は朝の予選を兼ねた練習走行で、ペースを上げていきます。レインタイヤ装着のチームが増えている事に加え、弐輪道CUPが始まってから、上手な方のレベルが上がっているのです。

緑のビブスはビギナーの証。無理な抜き方はせず、コーナー立ち上がり以降を狙っていただきました。周囲のみなさま、ご協力ありがとうございました

ビギナーの方もたくさんご参加いただいていますので、自信のない方には「ビブス」を用意いたしました。ライダーズミーティングで、ビブス着用ライダーへのお気遣いをお願いしていましたので、なるべく直線などでの追い越しをしてくださいました。お陰様でビブス着用ライダーがすぐにピットに戻ってしまう事もなく、ビギナーの方も楽しんでいただけました。(ご協力ありがとうございました!)

この予選を兼ねた練習走行では、エキスパートクラスを狙ったタイムアタックをするチームだけでなく、本当に「路面とコースに慣れる」練習を目的として走行するチームも多く見られます。速いライダーがいても、ビギナーライダーが走るチームはビギナークラスへ申請される場面もあります。「順位というよりは、ビギナーライダーも楽しんでくれればそれが一番」なのだそうです。

それでも走行が終わると、みなさん正式なタイムと順位が気になる様子。「順位よりタイムが気になりますね。その為に来ていたりして」と笑っておっしゃる方も。特にタイムへ目標を設定している方達ほど、この瞬間が盛り上がるようです。

より安全に、みなさんで楽しんでいただく為に、今回はピットロードを「観戦エリア」と「走行エリア」に区切らせていただきました

予選終了後や決勝レースの途中にはリザルトが掲示されます。みんな興味津々。この、ドキドキしながら確認する瞬間が楽しみな一時です

いよいよ決勝! 熱戦が展開される!

スタートそしてゴールチェッカーの旗は2りんかんギャルの古澤 恵ちゃん(左)と藤原明子ちゃん(右)が担当。レースに華を添えました

クラス分けとグリッドが確定して、いよいよ決勝レースのスタートとなります。今回は2りんかんギャルの古澤 恵ちゃんと藤原明子ちゃんが登場。スタートフラッグとチェッカーフラッグを担当します。

スタート形式は鈴鹿8耐でも採用されている「ル・マン式スタート」です。コースの両端にマシンとライダーが並び、スタートと同時にライダーがマシンに向って走り、そこからスタートする方法です。マシンまでのダッシュ力よりも、上手に跨がって混戦の中でも空いているスペースを素早く探すのがポイントとなります。せっかく良いポジションにいても、加速する空きスペースが見当たらずに加速できないマシンもいますし、逆にやや後ろのグリッドからでも一気に上位へジャンプアップしていくマシンもいます。気持ちが焦ってしまうと、他車と接触してしまう場合もあるのです。

やはりスタートを担当するのは、チームの中でも「速い人」なのが定石ですが、「思い出に残るから」とビギナーライダーに任せるチームもあります。無理せず、淡々と走っていても中盤から終盤にかけて順位を上げていける場合もありますし、何より「楽しんだチームが一番でしょ」(ビギナークラス参加チーム)という言葉に尽きます。

トップグループは序盤からハイペース。特に雨がやんでいた事もあって、フルウェットながらもペースが上がっていきます。序盤には「順位を競う楽しさ」があるので、順位の入れ替わる「抜きつ抜かれつ」が各所で見られます。しかし、ライダー交代が出始めると変わってきます。同一チームであっても、前のライダーよりも速い人や遅い人が走り始めるので、大きく順位が変わるのです。しかも「疲れないように」小刻みに交代するチームもあれば、順位を上げる為に最小限にとどめようとするチームもあります。途中経過のリザルトを掲示していますが、「走っている時は順位はほとんど気になりませんね(笑)」という声も多くありました。順位とは関係なく、同じくらいの速さのライダーと競り合ったり、速いライダーを追いかけるのを楽しんでいるようです。

ピットとライダーの意思疎通はジェスチャーやサインボード。本格的なサインボードから他チームには意味の通じないもの、シンプルにピットインだけ伝えるものなど様々。中には走る準備をしてからサインを出し、ライダー交代エリアまでダッシュする方も

エキスパートクラスは全体的にタイムも上がりますが、基本的な楽しみ方はビギナークラスと変わりません。それぞれの「楽しみ方」を貫いて、ゴールを目指して協力していくのです。耐久レースは「チームスポーツ」なのだと再確認させられるレースとなりました。

感動を呼ぶ、参加者の想い

ゴールへの熱い想いでトラブルを乗り越えていくライダー達の姿を、2りんかんギャルも思わず食い入るように見つめてしまいます

今回のように、雨が降って気温が下がると「転倒」と「マシントラブル」が多くなってきます。もちろん避けられれば一番良いですし、ノントラブルで走り切る事が目標です。しかし、トラブルを乗り越えていく姿もまた感動を呼びますし、思い出にもなります。安全な場所に移動してキックの連続を繰り返すライダーや、水を含んで重くなったランオフエリアを押していくライダーの姿が見受けられます。何としてでもゴールのチェッカーを受けたい! 少しでも早くコースへ復帰したい! という想いが、こういった光景ににじみ出ているのです。押して帰って来たライダーが、疲労のあまり、しばらくしゃべる事もできない場合もあります。チームの仲間も「お疲れさま!」と言いながら、早く復帰できるように作業を行なっていくのです。「楽しいレース」は真剣だからこそ、後にトラブルさえも笑いに換えてくれるのです。

気温の低さと湿気の多さで、セッティングが狂ってしまったのでしょう。ビブス着用のビギナーライダーも無事にトラブルを乗り越えました!

エキスパート3時間耐久レースの最後は、ナイター設備を使用しての走行。雨も強まっている過酷な状況だっただけに、乗り越えたチームは感動と達成感に包まれた事でしょう

もちろんトラブルが起きなかったチームも「みんなでマシン(計測器)を繋いでゴールを目指す」気持ちは同じ。みんなで一丸となってゴールを目指す気持ちが重なって、ゴールの瞬間には大きな達成感を得られます。これが耐久レースの大きな魅力であり、楽しみなのです。

感動のチェッカー!

チェッカーフラッグが振られると、大きな拍手が巻き起こり、大きな感動と充実感、達成感が沸き上がります。レース中のライバルは、共に戦った仲間へと変わる瞬間でもあります。互いの健闘を称え、ゴールを祝福していきます。

レースの締めは、豪華景品が当たるジャンケン大会。こちらもレース同様に盛り上がります。2りんかんギャルの二人がジャンケン役で登場し、豪華な景品に歓声が沸き上がる場面も。「レースの順位よりも、ジャンケンで負けた事が悔しいです(笑)」と笑顔で話してくれる方もいらっしゃいました。こういった笑顔が、スタッフの元気になっています。

ラストはジャンケン大会で締め! 雨が強い中でもみなさん大いに盛り上がりました。最後に登場したラダーレールを勝ち取り「この為に来たようなもんです(笑)」というコメントにみなさん大笑いとなったのでした

今回の入賞チーム

ビギナーSPクラス

  1. 82GPSwithガレージaZ
  2. 5Zuzaaaaa!!Racing(若)
  3. 2DENライダー

ビギナーOPENクラス

  1. 58TM-RACINGからくち
  2. 62チーム中華コンビ&オイルは不明
  3. 61塚越さん・鈴木さん・奥住さんチーム

エキスパートSPクラス

  1. 81侍レーシング
  2. 16RTムラムラ
  3. 17いっしーファミリー+N-PLAN

エキスパートOPENクラス

  1. 59目代一味
  2. 68モトハウスマツモト@ベスラ
  3. 63ブリヂストン
レースの詳しいリザルトはこちら

2011年の弐輪道CUP最終戦も無事に終了する事ができました。ご参加、本当にありがとうございました! 毎回スタッフもチームを作り、一緒に走らせていただきました。みなさんと共に走り、感動し、バイクがもっと大好きになっています。来年・2012年も弐輪道CUPを開催していく予定です。ビギナーの方がもっともっと参加し易く、楽しめるレースを目指してパワーアップしていきますのでよろしくお願いします!

また来年の弐輪道CUPでお会いしましょう!ありがとうございました!